2017年03月18日

2A46 125mm 砲の砲弾

こんにちは、最近模型ネタが多いイワノフです。

そして今回も模型ネタです。
ま~ただ少々思う所があって模型の紹介だけではありませんが・・・・。

今回はロシア戦車の主砲たる 2А46 125mm 滑腔砲シリーズの砲弾の纏めも記載して
いこうかと思います。
私の備忘録的な意味合いもあります。 ^^;

最初に 2А46 125mm 滑腔砲 ( 製造企業名称 Д-81 ) のことも少し、種類がありますから。
2А46 に始まり 2А46-1 / 2А46-2 、 2А46М 、 2А46М1 ~ 2А46М5 といった具合に。

最近のロシアの主力戦車たる T-90А や T-72Б3 は 2А46М5 125mm 滑腔砲を装備して
おります。




↓ 2А46М 125mm 滑腔砲 ( 上 ) と 2А46М1 125mm 滑腔砲 ( 下 )




↓ 2А46М4 125mm 滑腔砲 ( 上 ) と 2А46М5 125mm 滑腔砲 ( 下 )





さて、主砲のおさらいもサラッと終わって・・、その 2А46 125mm 滑腔砲シリーズの砲弾の模型を
買いましたのでご紹介です。
購入したのは miniarm 製の 1/35 2А46М 125mm 滑腔砲用の砲弾と主砲発射型ミサイルの模型です。


↓ miniarm 製 2А46М 125mm 滑腔砲弾と砲発射型ミサイル


↓ miniarm 製 2А46М 125mm 滑腔砲弾


↓ miniarm 製 2А46М 用主砲発射型ミサイル 9М119




2А46 125mm 滑腔砲シリーズは分離薬筒式なのでちゃんと砲弾セットには弾頭と装薬が入っています。
また主砲発射型ミサイルの方にもミサイル部分と射出デバイスがセットになっております。

デカールも小さいのによく再現されていて好感がもてます。

ただ最初に思う所があると書いたとおり少々気に入らない部分もあるのです、私的に。
それは砲弾の方の装弾筒付翼安定徹甲弾 ( APFSDS ) の型です、ちょいと古くないですか・・・
他の対戦車榴弾 ( HEAT ) や榴弾 ( HE ) と比べて・・・・。

せめて 3БМ15 あたりの装弾筒付翼安定徹甲弾が欲しかったと思うのは私だけでしょうか・・・・。

と云う訳でここからは 2А46 125mm 滑腔砲シリーズ用の砲弾の型番についての記事を書いて
いこうかと思います。

まずは装薬のコードから。



※ 装薬 ※


2А46 125mm 滑腔砲シリーズ用の装薬は三種類。


↓ 4Ж40 ( 左 ) 、 4Ж52 ( 中央 ) 、 4Ж63 ( 右 )




内部を見てみるとそれぞれの型で使用されている火薬の形状、量、が違うのが判ります。
火薬の特性や形状、量によってその装薬の性能に違いが出ますので興味深いですね。 ^^

以下に個別に。



↓ 装薬 4Ж40 図


↓ 装薬 4Ж40 外観


↓ 装薬 4Ж40 内部 ①


↓ 装薬 4Ж40 内部 ②




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↓ 装薬 4Ж52 図


↓ 装薬 4Ж52 外観


↓ 装薬 4Ж52 内部




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↓ 装薬 4Ж63 図


↓ 装薬 4Ж63 内部





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続いては装弾筒付翼安定徹甲弾 ( APFSDS ) の型です。
これらの画像を載せる前に少しロシアの徹甲弾について。

ロシア軍の徹甲弾は結構細かにコードが割り振られていますので各部位ごとの
コードも載せていきます。


↓ ロシア軍の徹甲弾各部分



① : 装弾筒付翼安定徹甲弾
② : 追加推進用火薬
③ : 装薬



上の各部位の例に使った徹甲弾のコードは " 3ВБМ17 " で構成内訳は
装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ42
追加推進用火薬 : 3БМ44
装薬 : 4Ж63


以上のような構成になります。

それでは装弾筒付翼安定徹甲弾を見ていきましょう、採用年度も横にチラッと。




※ 徹甲弾 ※ 


《 3ВБМ3 》 徹甲弾

3ВБМ3 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ9 ( 1962 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ10
装薬 : 4Ж40



↓ 3ВБМ3 図


↓ 3ВБМ3 内部


↓ 3БМ9 装弾筒付翼安定徹甲弾の図


↓ 3БМ9 装弾筒付翼安定徹甲弾外観




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《 3ВБМ7 》 徹甲弾

3ВБМ7 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ15 ( 1972 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ18
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52



↓ 3ВБМ7 外観


↓ 3БМ15 図


↓ 3БМ15 外観





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《 3ВБМ8 》 徹甲弾

3ВБМ8 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ17 ( 1972 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ18
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52



↓ 3ВБМ8 外観 ①


↓ 3ВБМ8 外観 ②


↓ 3БМ17 図





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《 3ВБМ9 》 徹甲弾

3ВБМ9 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ22 " Заколка " ( 1976 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ23
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52



↓ 3ВБМ9 内部


↓ 3ВБМ9 外観


↓ 3БМ22 "Заколка" 図





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《 3ВБМ11 》 徹甲弾

3ВБМ11 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ26 " Надежда " ( 1983 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ27
装薬 : 4Ж63



↓ 3ВБМ11 図 ①


↓ 3ВБМ11 図 ②


↓ 3ВБМ11 外観 ①


↓ 3ВБМ11 外観 ②


↓ 3БМ26 " Надежда " 図 ①


↓ 3БМ26 " Надежда " 図 ②





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《 3ВБМ13 》 徹甲弾

3ВБМ13 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ32 " Вант " ( 1985 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ38
装薬 : 4Ж63



↓ 3ВБМ13 図 ①


↓ 3ВБМ13 図 ②


↓ 3БМ32 " Вант " 図 ①


↓ 3БМ32 " Вант " 図 ②





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《 3ВБМ17 》 徹甲弾

3ВБМ17 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ42 " Манго " ( 1986 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ44
装薬 : 4Ж63



↓ 3ВБМ17 図


↓ 3ВБМ17 外観


↓ 3ВБМ17 内部


↓ 3БМ42 " Манго " 図 ①


↓ 3БМ42 " Манго " 図 ②


↓ 3БМ42 " Манго " 図 ③


↓ 3БМ42 " Манго " 図 ④


↓ 3БМ42 " Манго " 外観





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《 3ВБМ19 》 徹甲弾

3ВБМ19 構成

装弾筒付翼安定徹甲弾 : 3БМ42М " Лекало " ( 1996 年採用 )
追加推進用火薬 : 3БМ44М
装薬 : 4Ж63



↓ 3ВБМ19 外観


↓ 3БМ42М " Лекало " 図





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上記以外にもロシア軍採用の装弾筒付翼安定徹甲弾があります。


↓ 3БМ40 " Анкер-2 " 装弾筒付翼安定徹甲弾




また従来のタングステン合金の弾芯ではなく弾芯に劣化ウランを用いた装弾筒付翼安定徹甲弾も
あります。


↓ 3БМ46 " Свинец " 装弾筒付翼安定徹甲弾 ( 劣化ウラン弾 )




弾頭形状も様々で興味が尽きません。
最期に装弾筒付翼安定徹甲弾の弾頭本体に付いている装弾筒 ( SABOT ) は飛翔時には外れますので、一応書いて
おきます。


↓ 弾頭本体 ( 装弾筒有り 左 、装弾筒無し 右 )


↓ 飛翔時に装弾筒が外れる瞬間





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※ 対戦車榴弾 ※


《 3ВБК10М 》 対戦車榴弾

3ВБК10М 構成

対戦車榴弾 : 3БК14М
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52



↓ 3ВБК10М 図


↓ 3БК14М 図


↓ 3БК14М 外観





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《 3ВБК16М 》 対戦車榴弾

3ВБК16М 構成

対戦車榴弾 : 3БК18М
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52



↓ 3БК18М 図


↓ 3БК18М 外観


↓ 3БК18М 内部 ①


↓ 3БК18М 内部 ②






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《 3ВБК25 》 対戦車榴弾

3ВБК25 構成

対戦車榴弾 : 3БК29М " Брейк "
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52



↓ 3ВБК25 外観






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※ 榴弾 ※




《 3ВОФ22 》 榴弾

3ВОФ22 構成

榴弾 : 3ОФ19
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52




↓ 3ВОФ22 図


↓ 3ОФ19 外観






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《 3ВОФ36 》 榴弾

3ВОФ36 構成

榴弾 : 3ОФ26
装薬 : 4Ж40 及び 4Ж52




↓ 3ВОФ36 図


↓ 3ОФ26 図


↓ 3ОФ26 内部


↓ 3ОФ26 外観 ①


↓ 3ОФ26 外観 ②





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さて、徹甲弾 ・ 対戦車榴弾 ・ 榴弾と見てきました。
砲弾はこれで終わって以下は主砲発射型ミサイルです。

主砲から発射されるミサイルはやはりロマンですよね~。 ^^

この主砲発射型ミサイルも細かにコードが割り振られているのでまずは各部の構成等を記載致します。



↓ 主砲発射型ミサイル各部



① : ミサイル部
② : 炸薬部
③ : 射出デバイス



おおまかに上記のような区分になります。
またミサイルは通常時は羽はありませんが飛翔時は羽が開きます。


↓ 主砲発射型ミサイル通常時 ( 左 ) と飛翔時 ( 右 )




ミサイルを主砲から発射する為に特殊な機器を用います。


↓ ミサイル発射用の射出デバイス ( コード 9X949 ) ①


↓ ミサイル発射用の射出デバイス ( コード 9X949 ) ②


↓ 砲内のイメージ図



それでは主砲発射型ミサイルを。




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※ 主砲発射型ミサイル ※




《 ЗУБК14 》 主砲発射型ミサイル

ЗУБК14 主砲発射型ミサイル構成

ミサイル : 9М119 "Рефлекс"
炸薬 : 9Н142
射出デバイス : 9X949




↓ ЗУБК14 図


↓ ЗУБК14 外観 ①


↓ ЗУБК14 外観 ②






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《 ЗУБК20 》 主砲発射型ミサイル

ЗУБК20 主砲発射型ミサイル構成

ミサイル : 9М119М
炸薬 : 9Н142М
射出デバイス : 9X949




↓ ЗУБК20 外観 ①


↓ ЗУБК20 外観 ②


↓ ЗУБК20 外観 ③





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以上で砲弾と主砲発射型ミサイルの紹介を終えたいと思います。
もっとこれらのプラモデルやガレージキットが出てくれるとホント嬉しいですね。 ^^

そうそうプラモデルと言えばロシア軍物のプラモデルのみを紹介した雑誌が出版されましたね~。
私も早速購入してしまいました。


↓ Hobby Japan next 発刊第一号




記事はロシア陸軍だけでなく海軍や航空宇宙軍もあつかっています。
実際のロシア軍の解説記事やロシア取材記事もあり大変読み応えある内容です。

個人的には T-14 のプラモデルの比較記事が良かったです。
ズベズダ、パンダホビー、タコムと三社の T-14 のプラモデルの比較は面白いですぞ~。 ^^

こう云う書籍が出版されるとは・・・感慨深い、このまま良い雰囲気が続いてくれることを祈るばかりです。



それでは今日はこれで終わります。
閲覧ありがとうございました。



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Posted by イワノフ at 19:38│Comments(2)模型
この記事へのコメント
T-14 アルマータが使用する新型のAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)「バクーム-1(Вакуум-1)」は侵徹体(矢の部分)の長さが900mmもあり、「射程2000mでの貫徹パスが1000mm(水平な地面から30°の角度で立てた厚さ500mmの均質圧延鋼板を2000m先から貫くことができる)」と発表しています。
また追加推進用火薬と装薬が従来のAPFSDSより強力な物らしく、2A46シリーズでは発射できないらしいです。
PMM用の銃弾をPMで撃てない、またはMP-443用の銃弾を他の欧米製拳銃で撃てないのと同じ理屈です。

ズベズダのT-14 アルマータや6B48を着用した戦車兵のレジンキットも発売されたことですし、「時が経てば、2A82用の新型砲弾のレジンキットも出てくるのかな?」と期待をしています。
個人的に一番出てほしい砲弾のキットは、3VBM19ですね。
タイガーモデルから1/35スケールでT-90MS(2015年仕様)がもうすぐ出るのでそれと組み合わせたいんです。

ソ連/ロシアの兵器のキットとそのアクセサリーパーツが増えていく...嬉しいですよね。
夢と希望が膨らみます。
Posted by ガブディラシモフ at 2017年03月19日 10:47
こんにちは、ガブディラシモフ同志。
そうです夢と希望が膨らみますね、このようなソ連/ロシアの兵器のキットが発売されていく環境が続くと良いと願っております。
T-14 アルマータのキットに関しても T-14 が装備している 2A82 125mm 滑腔砲の金属製砲身がボイジャーモデルやアベールから出てきていますので砲弾もあながち夢ではないかもと私は思っております。
アクセサリーパーツが増えて選択肢が広がるのは大変喜ばしいですね。
^^
Posted by イワノフイワノフ at 2017年03月20日 17:33
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